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銀行の内定者・新入社員へ捧げる、入社3年間で取得必須の資格たち

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読者
読者
銀行から内定をもらった人
銀行に内定をもらえて就活は一段落。銀行は取らないといけない資格が多いって聞くけど、具体的には何があるんだろう?
入社前に取得しておいた方がいい資格を知りたいな。
読者
読者
銀行の新入社員
これから必要になる資格は何があるのかな?
出遅れないよう早めに取っておきたい。
かっぱ
かっぱ
筆者
銀行で入社3年目までに必須となる資格をお教えします!
集中して勉強すれば取得は難しくないので、早めに取り組みましょう。

 

こんにちは、かっぱ(@kappa_viola)です!

私は都内の銀行に勤める4年目銀行員で、主に法人向け融資全般を担当しています。

この記事では銀行の内定者・新入社員に向けて、入社3年間で取得必須となる5つの資格をお伝えします。

資格を取りこぼす新入社員は、私の周りでも少なくありませんでした。早めに資格の勉強を始め、周りと差をつけましょう!

法人向け業務・個人向け業務の両者で必要な資格を紹介するので、是非最後までご覧ください。

銀行では、人事による社員評価のポイントとして、「必要な資格を取得できているか」が大きなカギとなります。私の勤める銀行でも、4年目に上がる際に特定の資格を保有していないとグレードが上がりません。

出世コースから外れないためにも、最低限の資格は早めに取っておきましょう。

1. 証券外務員一種

 

まず必要となるのは「証券外務員一種」です。

証券外務員は内定時代に会社から取得を指示される場合もあるほど、銀行では必須の資格です。取得していないと、法令上、業務に支障が出てきます。早期に取得しましょう。

証券外務員には二種と一種がありますが、二種よりも広い知識を要求されるのが証券外務員一種です。会社からはこの一種を要求されると思います。

具体的な試験内容としては、株式、投資信託、為替、コンプライアンス、デリバティブ等です。浅く広く網羅しているこの証券外務員一種ですが、取得はさほど難しくありません。

証券外務員一種に関する参考書は多く出版されているので、自分に合うものを購入し、60時間程度勉強すれば十分合格できます。記述式ではなく、○×問題と五肢択一式なので、用語の暗記とある程度の理解があれば解けます。

最も有名な参考書(最新版)がこちらです。私も日本経済新聞出版社のテキスト・問題集を使って勉強していました。

 

 

入行後はあらゆる資格の取得に追われてしまうので、証券外務員一種は可能であれば内定時代から取得してしまいましょう!

 

2. 銀行業務検定3級

 

銀行業務検定とはその名の通り銀行実務に必要な知識があるかを問う検定で、多くの科目が存在します。

その中で入社3年間で取得するべき必須科目は、「財務」、「法務」、「税務」の各3級です。2級まで取得出来れば完璧ですが、4年目以降に回しても問題ありません。

銀行業務の基本となる上記3科目は、入社後なるべく早く取得しましょう。

2018年度の試験日程は、下記の通りです。

・2018年6月3日(日)

【受付期間】4月2日〜4月17日

・2018年10月28日(日)

【受付期間】8月21日〜9月11日

・2019年3月3日(日)

【受付期間】1月7日〜1月21日

 

ここで注意したいのは、銀行業務検定は、毎回の試験で全科目が設定されていないということです。

例えば、財務3級は6月・3月、法務3級は6月・10月、税務3級は10月・3月のみそれぞれ受検できます。

したがって、最初に取得を考える人が多い財務3級は6月に不合格だと、翌年3月まで受検できないわけです。1年間で銀行業務検定を受検するスケジュールをしっかり立てておきましょう。

出題形式は五肢択一式で50問(100点満点)あります。60点以上が合格ラインの基準ですが、前後することがあります。少なくとも70点以上正解できるように準備するのが望ましいです。

参考書は「経済法令研究会」が出している「公式テキスト」と「問題解説集」があります。

この一択しかないので早めに手に入れて勉強を始めましょう。

↓ 下記は一部。リンク先では各種テキストと問題集があります。

 

3. 日商簿記検定 3級・2級

 

日商簿記検定は、融資業務に携わる予定の新入社員は早めに取得しましょう。

簿記の知識があると、入社後しばらくして融資実務を始めたとき非常に楽です。

簿記で仕訳を学んでおくと企業の商流(モノ・カネ・情報の流れ)が理解しやすかったり、決算書の見方もスムーズに身につきます。

取得は難しくないので、出来れば内定時代に3級は取っておきたいです。

簿記の参考書は非常に多く出版されておりどれも見やすいので、自分の好きなものを選びましょう。特に有名なものはこちらです。私も使っていましたが、見やすかったです。

 

 

3級は30時間〜60時間程勉強すれば十分合格出来ると思いますので、早め取得しその先の2級や他の資格取得に備えましょう!

 

4. FP3級・2級

 

FPとはファイナンシャル・プランナーの略で、主に個人顧客向けに、保険や資産運用、税金、相続、不動産等の助言をするために有用な資格です。

収益多角化を図る今日の銀行では、法人向けの融資業務だけでなく個人顧客の資産運用にアプローチすることが大きな収益課題となっています。

FPは個人向け業務に携わる行員には言うまでもなく必須の資格です。

また法人融資向け担当者においても、中小企業の社長といった個人資産家に会う機会は多いので、銀行と取引先との関係を強固なものにできるチャンスとなります。

少なくとも3級は1年目に取得しておきたいところです。

こちらの参考書を使えば間違いないでしょう。

 

 

勉強時間は3級は30〜60時間程度、2級は少し難しいので100時間は必要かと思います。出題形式は選択式で、3級の合格率は70%を超えます。

少し勉強すれば必ず取得できるので、取りこぼさないようにしましょう。

 

5. 宅建

 

宅建とは宅地建物取引士の略で、不動産業務に多く携わる行員には必要となってくる資格です。

宅建は前述した資格よりも難しいですが、その分取得していると社内で確実に重宝されます。

法人向け融資業務では企業に融資をする際、万が一に備えて不動産を担保に取る場合があります。不動産担保といっても種類は様々で、少し複雑になる案件では宅建の知識が非常に役立ちます。

そういった複雑な案件は大きな収益を取れることが多いので、成果を上げるために有用となるのです。

個人向け業務においても、個人資産家の多くは不動産を所有し運用している「地主」です。このような資産家に対して不動産に係る税金の助言等を行う際、宅建知識は役立ちます。

資産家の不動産案件においても銀行にとっては非常に大きな収益目標です。

成果に結びつけばその後のキャリアの進歩となるでしょう。

重要な参考書選びですが、見やすくておすすめなのはこちらです。

 

 

宅建取得に必要な勉強時間は、100時間〜200時間程度かと思います。

出題形式は選択式ですが、不動産に関する深い知識が問われるので、前述した資格よりはやはり難しいです。宅建は毎年10月の1回のみなので、取り組む際はある程度集中した期間で勉強するのをおすすめします。

 

資格は時間があるうちに取得してしまおう

 

資格取得の順番ですが、まずは証券外務員一種を取得しましょう。

その後1年目のうちに銀行業務検定の財務・法務・税務の各3級を取得しつつ、自分の業務内容に沿って、簿記検定3級・FP3級を取得するのが良いと思います。

2年目以降は、融資業務であれば銀行業務検定の外国為替3級は必須です。また、各検定の2級や宅建にもチャレンジしてみましょう。

以上、少しでも参考になれば幸いです。

資格は、年次が上がるにつれて勉強する余裕もなくなってきますので、是非早いうちに取得しましょう。

 

 

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